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片付け・掃除・お手入れの全体構造図(杜乃ねこ流)

「片付け」から「掃除」、「お手入れ」まで、どんな段階を経ていくのか
同義の言葉と、それぞれどのような意味があるのかをまとめました。
※独自の観点から「お手入れ」を含めています。

もりの

少し長いですが、片付けや掃除が続かない!と悩んでいる方はぜひ、一読していただきたいです。

  • 片付け(かたづけ、仕舞う)
    • 整理:使う・使わないで分ける。使わないモノを処分する(手放し)。
      • 廃棄:モノを正しいルールで棄てること。
      • リサイクル:再資源化。廃棄と譲渡の中間としてとらえる。
      • 譲渡:まだ使える状態のモノを他へ譲り渡すこと。
      • 断捨離:入ってくるモノを断ち、不要なモノを捨て、モノへの執着から離れること。
    • せいとん:モノの定位置を決める。効率、安全性を考える。
    • 収納:モノを決められた場所に置く、戻す。
  • 掃除
    • 清掃:汚れ、ゴミを取り除く作業。衛生状態をよくして、清潔を保つ。
    • 点検:異常や故障がないの確認。機能の維持。
  • お手入れ
    • 良い状態に保つため、定期的にメンテナンス、愛情をかけたケアをすること。点検のその先にあるものととらえる。
    • リメイク:整理で出た不用品を作り替えて新たな価値を生み出すこと。お手入れの一環としてとらえる。

片付け・掃除・お手入れの工程の流れ

片付け・掃除・お手入れの工程を、「日常の循環」と「終活」という二つの軸で順に書き出しました。
もし、いつもしていることが上手くいかない、続かないと悩んでいる方は、
それがどの段階にあるのかで見ると『それまでの工程を飛ばしていたかも』という気付きになります。
辛辣に感じる言葉もあるかもしれませんが、プロとして現場や相談者さまの様子を見聞きしたり、経験からの言葉です。

0. 【入口】意志の決定・マインド・哲学

全ての起点です。ここが定まらないと、どれだけ片付けてもリバウンドします。

【日常】今のための意思決定【終活】未来のための意思決定
モノの厳選
生活の場に入れるか、出すかの選択
どう整えたいのか

手放しのルール確認と決定はここで行います。
人生の最後をどう整えたいか
究極の出口戦略
今後の人生の土台となるもの

終活は死ぬための準備、というよりも今を大切に生きるための『整理の最高到達点』であると考えています。

1. 【整理・仕分け】思考の整理、分別のルール決め

モノと向き合う最初のステップです。仕分けをし、捨てるまでが整理です。

【日常】今のための整理・仕分け【終活】未来のための整理・仕分け
整理
混ざったモノを目的別を分ける
使う・使わないの判断
処分の仕方の選別と実行

「今、使うか使わないか」を基準にします。
遺品整理の「前」整理
持ち物の意味を確定させる
不要なモノを選り分ける
使う、残す、迷っているモノとは別にする

「これは次世代に引き継ぐ?使い切る?」
「遺された人が困らないか?」を基準にします。

不用品を処分することができないと、次へのステップがずっと滞ったままになります。
今は手段がいろいろあって判断に迷いますよね。

2. 【せいとん】定位置・場所決めの仕組みづくり

暮らしの動線を作るステップです。ここが定まらないとモノが迷子になり、家族に片付けを頼めません。

【日常】今のためのせいとん【終活】未来のためのせいとん
せいとん
生活動線・頻度・使いやすさに合わせて配置する
モノの置き場所、定位置を決める
普段使わないモノはバックヤードへ

季節モノの利用と保管の循環はここで定めます。
管理の集約
今使うモノを使いやすい場所に置く
片付け中のモノから離し判りやすくする
モノのありかを確認し、置き場所を改める

自分の迷いをなくすための仕組みづくりです。

3. 【収納】生活の快適さを上げるルール

モノの定位置が決まっていると、迷わずすぐに収納でき、快適さが長続きします。

【日常】今のための収納【終活】を軽やかにする収納
収納
使ったモノを、決められた場所に戻す
日常をゼロ地点にリセットする

不便なら、整理・せいとんからやり直します。
管理の集約
不便と感じる収納場所はすぐ替える
日常の快適さと、片付け場所の確保

使うモノは手の届く高さ、安全な場所に置きます。

収納が不便と感じたら、整理・せいとんから考え直します。
不便さの先には、工夫という効果もありますが、事故やメンタル、モチベーションの低下を招くこともあります。
整理ができていない(モノが多い)か、動線が考慮されていないことが原因なことが多いのです。

4. 【掃除】環境を整えるために

モノがあるべきところに収まっていると、掃除がはかどります。
定期的に掃除をすることではやく異変に気付けるメリットもあるのです。

【日常】を豊かにする掃除と点検【終活】を軽やかにする掃除と点検
掃除・点検
汚れを落とし、快適さを保つ
不足、不備がないか確認する

季節の家電はシーズン前に掃除と点検を必ず行います。
掃除・点検
生活の場の快適さを第一に考える
不備に気付いたらすぐ修繕、修理を検討する
片付けているモノの周りの安全を確認する

何よりも今の生活の快適・安全を考えて行動します。

5. 【お手入れ】日常での維持と愛情をかけて行うメンテナンス

高価なモノだけでなく、掃除道具や、財布やバッグなどふだんの生活の中で使っているモノの状態を確認し、綺麗に保つことも立派なお手入れにあたります。

【日常】を豊かにするお手入れ【終活】を軽やかにするお手入れ
お手入れ
お気に入りの道具を綺麗に保つ
点検の工程で気づいた違和感を確かめる
壊れても次の道がないかを考える

器の金継ぎや絵画の修復、貴金属を磨くのもここにあたります。
価値の継承
次の世代へ残せる状態にしておく
モノに込められた想いや物語を記録する
しまい込んだモノを定期的に確認する

エンディングノートに記す、遺品の記録がここにあたります。

お手入れは、モノに栄養を与え、価値を高めることと考えています。
整理から不用品と判断したモノのリメイクもここにあたります。
どんなモノでも、お手入れをしなければどんどん古びていくので、しまい込んでいるモノがあれば定期的に点検からのメンテナンスが必要です。

あなたの今の「片付け」は未来のあなたのため

これら全ての工程において一番大切なのは
きっちり正しくやることではなく、あなたがどうありたいかを確かめることです。
日々の片付けや掃除、お手入れは、今のあなたを心地よくするためだけではなく
未来のあなたと大切な人たちへの、最高の思いやりだと思ってください。

「どこから手をつければいいか分からない」
「モノが捨てられない」

もしそう感じて立ち止まってしまっても、一人で抱え込まないでください。
整理の第一歩から、お手入れの方法まで。
美しく整えるお手伝いを、このサイトで一緒にさせていただければ幸いです。

ナビゲーション

現時点でこのサイトで発信している関連記事のタグです。
もっと充実させていきますので、よろしくお願いいたします。

このサイトでの片付けや終活に対する考え方を書いています

なぜ「日常の循環」と「終活」の二つの軸で見るのかを書いています。