こんにちは。杜乃ねこ(@MolinoNeco)です。
引越が決まったら、いろいろ準備が大変ですよね。
そして何かと費用がかさむのが悩みのタネ。
引越費用もですが、賃貸物件に住んでいる場合は「退去費用」がかかります。
先日Twitterでこのような投稿がありました。
今日は前に住んでた賃貸マンションの退去の立ち合いに行きました。
退去費用は5万円ぐらいは覚悟してたけど知識武装して臨んだらなんと0円でいけた!!親切に教えてくださった方々に感謝です。Twitterやってて良かった。教えてもらった中で特にこの絵が分かりやすかったのでシェアさせていただきます。 pic.twitter.com/M0Y03EwGk2— まーくん@株主優待生活 (@maakun1988) July 31, 2021
まーくん様、引用させていただきました。
退去費用0円というのは誰もが当てはまることではないと思いますが
賃貸物件を退去するときに渡される修繕費用の見積もりに、
実は払わなくてもいい費用まで入っているかもしれない、というハナシです。
結論から言うと、すべての汚れや傷の修繕費用を入居者が負担しなければならないわけではありません。ポイントは、それが「経年劣化によるものなのか」それとも「原状回復義務の範囲にあたるのか」という点にあります。
引用:https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00363/
修繕費用の見積もりは全てうのみにせず、確認をしていくといいですね。
では細かく掘り下げてみましょう。
「経年劣化」と「現状回復」がポイント
経年劣化とは
住んでいるうちに自然と傷みがきたり
変化があるもののことをいいます。
原状回復とは
住んでいるヒトが重いものを床におとしてつけたヘコミとか
壁にクギをさしてあけた穴や
掃除をせずに残ってしまったシミなど
自然な状態ではつかないきずや汚れに対して、
それを借りた側が回復させなければいけない、というもの。
※もとにもどすという意味ではない
それぞれの費用は誰が負担するべきか
経年劣化や通常損耗による修繕費用は、原則として大家さんが負担する
故意や過失、清掃を怠ったために生じた修繕費用(原状回復費用)は、入居者が負担する
原状回復費用は、経年劣化分を差し引いて算出されるのが基本
国交省のガイドラインはあくまで基準。契約書が優先される
退去時の費用は敷金から差し引かれる
普段からこまめに掃除をすることが大切
引用:https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00363/
- クロスの張替え費用
- 床用ワックスの塗り替え費用
- エアコンの洗浄
などは、本来であれば借りている側が払う必要はないそうです
- ルームクリーニング
についても、ふつうに掃除をしていた場合は不要だそうです。
ですが、入居の前に交わした賃貸借契約の内容によっては、
原状回復について借主が費用を負担することが特約で盛られていることがあって、実際にはそちらが優先されるとのことです。
私もこれまでのほとんどの賃貸でルームクリーニングが必要、と特約にありました。
ただし、敷金の支払いのある物件は敷金が修繕費用にあてられるので
別途請求されたことは一度もありません。
敷金以上の見積もり額がきて疑問を持ったら、問い合わせをしてみるのがいいですね。
退去の立ち合いについて
引越の当日に、大家さんまたは賃貸管理会社、不動産会社が立ち合って
物件の状態などを確認する作業があります。
ここで修繕が必要なところや費用をお互い確認するのです。
実際の例
ですが、私はこれまでの引越時の立ち合いでは
当日丁寧な確認はほとんど経験したことがありません。
きちんと当日お互い確認ができ、確認通りの見積もりがきたのは1回だけで
その時はほとんどの敷金が戻ってきました。
多くの退去立ち合いでの相互確認は
- ガスの元栓をしめたかどうか(ガス会社の人も立ち合い)
- 部屋に備え付けのものはきちんとあるか
- 残していっているものはないか
- 大きなキズや汚れがないか(ざっくり)
- ブレーカーを落とす
- カギを返却
という流れで、「後日見積送りますね~」というものでした。
大東建託やエイブル、アパマンショップといった
全国展開の不動産業者でそういう対応なので、
後日トラブルにならないために準備をしておきましょう。
退去費用でトラブルにならないために
自衛のための写真を「かならず」撮っておく
業者や担当によってだいぶ認識の違いがありそうです。
1度は担当の方が、引越当日ほかの用事があるからと立ち合いナシだったことがあります。
大丈夫なの?!と心配になりましたが、繁忙期はままあるそうです。
日をずらせないのであれば仕方ないですよね。
そういう時にこそ、
「入居時に撮っていた状態写真」と「引越作業後の状態写真」が役に立ちます。
もちろん、自分では気付いていなかった汚損個所もあると思いますので、完璧な自衛手段ではありませんが【元からあったキズや汚れは私の責任外です】という証明になります。
入居後に自分でつけてしまったキズや汚れは、きちんと正直に申告しましょう。
入居時に気付いたポイントはすぐ報告が必要
私がこれまで引越してきた賃貸の中には
ビミョーな整備具合のところもありました。
ですから、原状回復や掃除のレベルは正直、ばらつきがあります。
入居日のチェック時に
洗面台ユニットの収納ケースが壊れていたり、
ベランダの物干し台の金具が壊れたままだったりしました。
そこは管理会社のチェック体制の良し悪しだと思います。
入居時にそういう不備に気付いたらすぐすべて報告しましょう。
報告せずにそのままにしておくと、退去時に修繕費用に盛り込まれることがあります。
管理会社によっては【入居時チェックカルテ】のような書類を渡してくれて
点検か所を示してくれるところもあります
それを見ながら、これはどうなの?と思ったら書いて、送って確認してもらう感じです。
入居後しばらくして気付いたら
入居後気付くケースも同じです。
いまの部屋は入居して1か月後に行われた排水管点検で、業者さんが
「ほかの部屋の洗面台にはあったけど、お宅にはヘアーキャッチャーありませんね」
と気付いてくださったことがありました。
こういうやつです。
大きなゴミが直接流れていかないようにするものです。
これも管理会社へすぐ連絡して、後日新品をいただきました。
退去時まで気付かなかったら、もしかしたら請求されたケースなのかもしれません。
入居後にすぐ必ずやるべきことまとめ
- 入居前に契約書をきっちり確認しておき、部屋の状態を隅々まで確認すること
- 見つけた「状態」はすべて写真に撮っておき、管理会社とシェアしておくこと
- 入居後気付いた「状態」も写真に撮り、すぐに報告すること
写真のシェアは、できれば封書か手渡しがいいですが
メールであれば、送信履歴もちゃんと残しておきましょう。
その時やりとりを交わした担当者さんの名前や性別、メールアドレスなどの情報は必須です。
敷金0円の物件の場合はどうなるの?
敷金0円の住居は、退去時の借主負担費用額が大きくなることがあるので
注意が必要とのこと。
退去費用についての契約書の項目を確認しておきましょう。
もしもの時の調べ物窓口・相談先
国土交通省(政策・仕事>住宅・建築>住宅>民間賃貸住宅)
国民生活センター(賃貸住宅の敷金・原状回復トラブル)
法テラス(住環境-賃貸契約・敷金など)
困ったり、わからないことがあったら
個人で判断やSNSの情報をうのみにせず、専門の窓口で調べて相談が良いと思います。
間違った情報武装をしてしまうことは、業者や大家さんに迷惑がかかる場合もあります。
お互いに気持ちの良いやりとりができるといいですね。

